2008/12/28

12月28日アムステルダム

12月28日(日曜日)
■ アムステルダム

今日も、かなり冷え込んでいます。朝9時ごろに、沿道の薬局の温度計が0℃となっていました。公園の池は、完全に凍っているところが多く、少し足でけってみたくらいでは、ひび割れることもないくらい厚い氷になっています。

水鳥が、習性として、池の上に居るのですが、単に氷の上に立っているだけなので、地面と変わらないんじゃないですかね。

運河の街アムステルダムと言うことで、やはり「ボートクルーズ」は必須でしょう…ということで、行ってきました。オランダで一番幅の広い北海運河を横断しているフェリーに乗って来ました。一応、「運河」+「クルーズ」の条件は満たしてます。

3系統のトラムで終点まで行き(港湾地区)、そこから埠頭の先まで強風にさらされながら歩いて、ザーンダム方面行きのフェリー(他に交通手段がないため、このフェリーは無料運航されている)に乗って、北海運河を横断してアムステルダムの対岸まで、約5分のクルーズです。ほかに誰も客は居ません。(1時間に3本の運航)

船には、屋根はついていますが、客室になっていないため、寒風が吹きつけて、話にならんほど寒いです。アムステルダムのずっと西の方にある、発電所と思われる煙突からは南向きにもくもくと煙が出ているのが見えますが、それ以外の煙突(があるのかどうか知らないけど)からは煙が出ていないところを見ると、工場もクリスマス休暇なんでしょう。

対岸の船着き場には、ソ連の潜水艦がなぜか係留されていたりします。また、BOTELという台船の上にホテルをつくってしまっているようなのもありますが、壁に48ユーロからと書かれていたりします。こんな遠くまで来て、48ユーロでは、価格競争力あるのでしょうか。



船着き場から、ザーンダム方向に向かいます。物流倉庫などの流通産業の産業地帯になっているはずなのですが、なぜか派手なコンテナハウスのアパートが存在します。コンテナまで住宅にしてしまう、オランダ人のしぶとさには感服します。

その辺に駐車している車は、あまりの寒さに、霜が降りているのではなく、今日面が氷着いて、側面まで真っ白になっています。こりゃ、塗装に悪い影響あるでしょうね。

もう一度フェリーに乗り、アムステルダム側へ。港湾地区のため、昔からの倉庫を家や事務所に改造した建物がたくさんあります。といっても、新しく立てた建物も、それらしい外観にしているだけと言う、デザイン的なものもあるのでしょうけど。倉庫を改造した建物に共通なのは、窓に巨大な観音開きのよろい戸がついていることです。(普通の建物には、雨戸やよろい戸はついていません。窓ガラスだけです)



案外こっちの方に観光に来る観光客は少ないんですが、デザインの世界では結構有名らしいんですよ。

途中、北教会の横を通過し、リンデンフラハト通りの露天市会場が、日曜のため何も存在しないのを見てから、中央駅へ。

地下鉄で、アムステルフェーンへ向かいます。(アムステルフェーン行きは、途中から路面を走るので、高速路面鉄道と言う名前で呼ばれている)

地下鉄の車内は、トラムと違い、ばっちりと暖房が効いていてうれしい限りです。

昼食は、アムステルフェーンのショッピングセンターにあるHEMAの2階のカフェテリアで食べました。観光客がうじゃうじゃ居るアムステルダムと違い、確実に地元の人しか居ない(それも、アムステルフェーンは、高額所得者の街)ショッピングセンターの方が、落ち着いて食事できたりします。

ショッピングセンターには、いまだに「クリスマス大バーゲン」のような宣伝が掲出されていたりしますが、結局、クリスマスでもなんでも、売れればいいんでしょうね。

今日も一日快晴でした。明日も快晴の予報となっています。今回の旅行全体として、天気にはムチャクチャ恵まれました。ありがたいことです。