2008/12/26

12月26日ケルン、ウッパーダール、ミュンスター

12月26日(金曜日)
■ ケルン

快晴のため、放射冷却が起こって、今朝はやはり寒かった。予報では最低気温が-2℃とのこと。 ということは、昨日の昼ごろまでは、ずっと曇っていたということだろうか… (そのために気温が10℃くらいだった)

パン、チーズ、ハム、ヨーグルト、シリアルしか存在しないYHの朝食を食べて、8時ごろ外へ。ちょうど日の出の時間のようで、東の空が赤くなってきている。

8時55分の普通電車(RB)に乗って、ウッパーダールへ向かう。車窓の景色を見ていると、少し田舎になれば線路の枕木や、物置などのトタン屋根や、牧草などの上に霜が降りている。ゾーリンゲン(たしか、家にあったナイフとかフォークの生産地だったと思う。駅自体は刃物を想起させるような所は無い)に停車したのち、9時40分にウッパーダールに到着。

■ ウッパーダール

それほど大きな街ではないと思うが、駅構内がバス停の下まで伸びていて、商店が入っている。一種の地下街のようになっている。(ただし、クリスマスのため、ほとんどの店は閉店)地下街を抜けたところが、街のメーンストリート(歩行者天国)の端になっていて、モノレールの駅もそこにある。

世界最古の(といっても100年くらい)モノレールで、羽田や千葉に走っているような、車両がぶらさがって走っている八だ。10分に1本くらい走っているようで、しばらく見ていると、おもちゃのような2両編成の車両が猛スピードでやってきて駅に滑りこんでゆく。

日本のモノレールのように、のんびりやってきて、ゆっくりと停車するというようなことはしないようだ。

モノレール

今日は、ノルトライン・ウエストファーレン州のすべての交通機関が無料乗車できる1日券(23.5ユーロ)を購入しているので、当然このモノレールにも乗車できる。ということで、モノレールにのってみる。

まるで遊園地のジェットコースターの出来そこないに乗っている感じ (笑だいたい、車両に乗るときに、人間1人の移動でぶらぶらと揺れるし、当然走っているときも遠心力で振り子のように揺れまくるし…遊園地で1000円出してジェットコースター乗るより、こっちの方がずっと面白い。

と、モノレールばかりも乗ってられないので、街の方も見に行ってみる。

街の中心部の商店街は、当然のごとくゴーストタウン状態。クリスマス市の店の箱がところどころにカギをかけられた状態で放置プレイされている。街の中心の広場(DomPlatz?)へ出ると、下層階の半分くらいが商店になってしまっている教会(大聖堂なのかどうかは知らない)がある。多分これが見どころなのかなぁ…

教会前を通り過ぎて、街の一番低いところを通過(谷間にできた街で、教会のすぐわきあたりが谷底)して、市役所前と書いてあるあたりに来る。

Radhaus(Stadhausじゃなくても、市役所だと思う)をもじって、Radhuisplazaなるショッピングセンターがある。市役所なんて、街の真ん中に鎮座してなくても、一等地はショッピングセンターにしろと言われたのかな? まあ、ドイツの中でも、こういうのを見たのは初めてだ。

さらにしばらく行くと、街外れ感の漂う地区になり、小さい教会の前に「Cafe AQUA」とか、日本なら喫茶店の水なら無料なはずだが… と言いたいような看板を出した店もある。

と、ネタ探しをしに来たわけでないので、そろそろ駅に戻る。10時56分のRheine行き快速列車(RE)に乗る予定だが、1本前のInterCiryがまだ電光掲示板に表示されたまま。なんと、その前の列車の表示もあり、「Speter Ca 60min」とか表示している… 私の乗るはずの列車も20分遅れと表示中。

トイレでも行こうかと、駅のトイレに行くと掃除中で閉鎖されているし。踏んだりけったりである w

どうも、ケルンとゾーリンゲンの間で何かあったようだ。ケルン行きの普通電車が、「この列車は今日はゾーリンゲンで運転中止になります」と盛んに放送されていたりするが、電光掲示板にも、電車自体にも、RB Koln hbf. と書かれているまま。

ま、田舎の駅だから、まさかドイツ五がわからない外国人が居るなんて思っても居ないのだろう…いるんだよな。ちゃんとここに w

で、20分遅れの快速に乗って、ミュンスターに向かう。日向側の窓際で、窓に持たれてうとうとしていると、もう少しで寝過ごしそうになる。列車はキッカリ25分遅れて、12時45分にミュンスター到着。

■ ミュンスター

歩き方のコピーと、ロンプラのコピーがあるが、歩き方は1ページに地図と写真と記事が詰め込まれている上に、地図自体がおかしい気がする。ロンプラの地図も、微妙に違うような。とにかく、誰かが歩いていく方向についていってみることにする。

ゴーストタウン状態の駅前通りを通過し、旧市街へ。歩行者天国なのに、バスが走っている歩行者天国があり、まるでイタリアのようなポルティコがある建物がずらっと並んでいる。時計塔と、教会の尖塔が商店街の向うににょっきりと突き出している。

なかなか駅になる風景だ。商店街の店はほとんどすべて閉店状態だけど、Saturnだけが開いている。系列店のMediaMarktは閉店日なのに、こっちだけ開いているのはなぞである。(ドイツ人でも、両店がMETRO AGの持ち株会社の量販店だとは知らないのかもしれない)

閉店中の店のショーウインドウの前で、何人で管弦楽(クラッシック音楽)を演奏している人が居たりする。えらく文化度の高い大同芸だな w

19世紀のウエストファリア条約の締結された会議場が、市役所の隣にあるが、当然今日は公開されていない。

さらに街の外れの方向へ歩くと、大聖堂があり、そこを通り越してしばらく行くと、これまた立派な教会があったりする。

ここは、立派な教会の街ですか www

旧市街中心の聖ランベルト教会

ケルンより、写真撮影するなら、ずいぶん被写体がたくさんありそうな街だけど、歩き方での扱いはたったの1ページだからね…

14時34分の快速(RE)で、ケルンに戻る。ケルン到着は16時35分。すでに日没後。

明日は、ICEで一気にアムステルダムに戻ります。といっても、ICEはネット予約やら、わりびきやら使って、たったの19ユーロしか払ってませんけどね。