2007/12/24

12月24日 ピサ

12月24日(月曜日)
フィレンツェ → ピサ → アイントホーフェン(オランダ)

■ フィレンツェ

朝起きたら、曇り。晴れてたら、フィレンツェの写真でもと思ったのだが…

ホテルで朝食を食べて、8:27のリヴォルノ行き列車に乗る。列車は快速で、途中の駅で各停を追い抜き、1時間でピサ中央駅着。(各停なら1.5時間かかる)。

■ ピサ

ピサ駅に近づいたあたりで、雲の切れ間から日がさしてくる。
駅の荷物預け(3ユーロ)に荷物を預けて、斜塔のある駅と反対側にある街はずれの大聖堂広場を目指す。

街の中心を流れる川をわたり、20分で大聖堂前に到着。
写真を数枚撮ったところで、曇ってくる。この街にいる間二度と日がさすことは無かった…。 運がよかった。

斜塔の前に行くと、ガードマンがいて、入場券を博物館の切符売り場へ行って買い、時間指定してもらえとのこと。

たしかに、たくさんの人が登ると、差らに傾いてしまうからね。

切符売り場で10:20の切符を買い、荷物を預ける。
私の前に、日本人の女子大生と思われる2人が並んでいたが、塔の入場券を買うのに、窓口の絵を指して「これ」と日本語で言っていた。(その窓口では6個所の入場券を売っている)

塔 (=tower) の英語くらい知ってると思うが… (塔は、中国語自体が当て字で、ラテン後のトーレが、中国語のタオになったらしい)

斜塔

指定時間になると、斜塔に登るゲートを通過できて、塔の中のらせん状の階段(窓が無い)をぐるぐる登って屋上に出られる。
ローマのサンピエトロ大聖堂(クーポラの上まで130m)よりはかなり低い。

屋上をぐるっと一周回ったら、やはり傾いている低い側にくると下に落ちそうになる。

むかし、ニュートンが万有引力の法則を証明したと伝えられているのは、この場所なんだろうか。

ちなみに、この斜塔の入場料は15ユーロ。そのうえ、トイレは有料。まったくのぼったくり価格だ。

駅へ戻る途中、市街地中心を通る。それほど人口の多くないピサの街で、斜塔に来る観光客(ほとんどは、塔の横のバス駐車場との往復しかしない)は繁華街には来ないはずなのに、すごい人出だ。

イタリアらしく、ファッション関連の店ばかりだが、これほどの客を集められれば、デザインの技術力が世界有数だというのも納得できる。

12:50の列車で空港へ。5日くらいまえに空港から中央駅に着たときには分からなかったが、実は空港は市街地に隣接していた。空港の前に、普通に市バスが走ってたりするし、滑走路ぎりぎりまで住宅地がある。

伊丹空港も市街地の中にあるが、滑走路の延長線上は建物は建ってないが、ピサでは滑走路の舗装が終わったところに、アパートが建ち並んでいる。
離陸失敗で、即 住宅に激突しそうな感じ。

14:30発の格安航空Ryanair アイントホーフェン行きは、満員の乗客。どこに行く客なのだろうか。ドイツのケルンやデュッセルドルフが近いので、そこに行く客なのだろうか。

イタリア上空は曇り。スイスアルプス上空は快晴。ドイツの中部より北では、冬に特有の霧。という状況。

■ アイントホーフェン

日没直後の16:30アイントホーフェン空港に着陸。小さな旅客ターミナルの横に、それよりかは大きな空軍のハンガーがある。
オランダ空軍の訓練機が数機と、アメリカ軍のP-3Cが駐機している。
滑走路をはさんで反対側の小型機用のシェルターはからっぽ。

こんな状態のところでも、Google Earthでモザイク掛ける必要性あるのか…?

アイントホーフェン空港から、鉄道駅までバス。一般車両をすべて赤信号で停車させて、バス線用レーンをバスが全速力で走るさまは、共産主義時代のソ連で政治局員の車がモスクワの道路を走るときの状態に似ている。