2007/12/21

12月21日 モデナ 〜 パルマ 〜 ボローニャ

12月21日(金曜日)
モデナ → パルマ → ボローニャ → モデナ

今日も快晴。7:30駅へ向かう。今日乗る列車の切符をすべて買う。11.2ユーロ。

7:55、通勤客でそれなりに込んでいる列車に乗る。車窓の畑の風景は、霜が降りて一面に真っ白。車内の液晶TVに出ている気温では、0℃。寒いはずだ…
速度も表示されていて、150km/hでずっと走っている。
ユーロスターも同じ路線を、同じ所要時間で走っているので、軌道の設計が150km/h? ほぼ一直線の路線なんだから、もうちょっとスピード出るんじゃないの?

8:25パルマで下車。
やっと太陽が昇ってきた。
ここも、見所は大聖堂のようで、早速旧市街まで歩いて見に行く。
内部の写真撮影は禁止。最近は、写真撮影禁止な教会が増えて残念だ。

余り照明もなく、薄暗い中を壁に描かれたフレスコ画を見る。もしかしたら、アホな観光客がフラッシュを光らせるから、一律禁止なのかも。
大聖堂の回廊も見るが、どちらも無料。

再び1時間ほど列車に乗り、ボローニャへ。駅から旧市街中心まで続く大通りは、建物の歩道がアーケードのような中に格納されていて、雨の日は楽そうだ。

途中の広場に、巨大な露天市。他の国では、食料品や古道具、日曜雑貨や電気品も売っているのだが、どうもイタリアの露天は衣料品と靴ばかり。人々は、それにしか興味ないのだろうか。だから、ファッションのブランドがたくさんあるわけだが。

旧市街の中心広場へ。観光客はほとんどおらず、地元の人ばかり。大聖堂に、閉館間際に入る。有名なところらしいが、巨大な柱のあるがらんどうにしか見えない。

ボローニャの斜塔といわれるレンガでできた巨大な塔を見に行く。建設途中に傾いたのか、基礎の部分から、斜めになっている。昔は何十本もの塔があったらしいが、今残っているのは2本だけ。他は、もっと傾いて崩壊したのか…

教会建築はうまく行っていたのに、単なる塔で失敗するとは、心構えの違いか。

旧市街のピザ屋にはいる。1切れ1.2ユーロ。かなりおいしい。駅構内で小さいのが2.5ユーロだったのに比べれば、お得だ。

考古学博物館へ。閉館30分前ということで、無料で入れてくれた。

ボローニャ付近で発掘された石器や壷が、ものすごい数並んでいる。地下にはエジプト文明の出土品も…
カイロの近くのサッカラのものらしい。イタリアの大学が発掘したのだろうか。
(たいていは、イギリス、ドイツだと思っていたが)

14:30の列車に乗り、モデナに戻る。

ボローニャ駅も、帰りの列車も、クリスマス休暇で帰省する人でいっぱいだ。
明日はフィレンツェに行くが、はたして列車の混み具合は…


モデナ旧市街の夜景