12月17日(月曜日)
マルタ 3日目
天気予報では雨なのだが、雲が空の半分くらいを覆っているだけで、雨はまったく降らなかった。
泊まっているホテルは、バレッタの隣街の、海岸沿いのリゾートのスリーマというところ。
バレッタ市街地よりバスで20分くらい掛かるが、3つ星で、広いツインの部屋が2800円とは、ヨーロッパとは思えない安さ。
来年、通貨がユーロになったら、イタリアと同じく超インフレが起こるんだろうな。
8時30分ごろ、ホテルを出て近くの郵便局へ
イギリスと同じく民営化して、コンビニ状態となっている。日本までの葉書の切手が0.37リラ(110円)と、イギリス料金か? 高すぎ
バス乗りバレッタへ。クレンディ行きに乗り換える。運賃が0.5リラとかなり高め。空港の下を通るトンネルを抜けて、島の北岸へ。途中の町でほぼすべての乗客が降りてしまい、ハガール キム遺跡で降りたのは、たったの2名。
海岸までなだらかに続く傾斜地に、BC2500年くらいに作られたストーンヘンジのような遺跡がある。
工事しているようには見えないが、工事中で閉鎖。フェンス越しに写真撮影。
1kmほど海のほうへ下ったところにあるムナイドラ遺跡へ行くと、こちらも閉鎖。おまけに、番犬に追いかけられる。
観光客が来ない季節だから、この時期は理由付けて閉鎖するのだろう。
昨日バレッタの先端にある砦に行ったが、そこも工事中で閉鎖。
今日、午後に行ったバレッタの対岸のエルモ砦も閉鎖…
繁華街でショッピングしている人種は、遺跡には来ないんだろうな…
(反対に、私はショッピングはしないし)
原野でフェンスで囲っただけなので、周囲のどこからでも写真が撮れる。所期の目的の少しだけは達成。
道路でバレッタに戻るバスを待っていると、通りかかりのおじさんの車でヒッチハイクさせてもらった。
近くの町の教会前で降りて、バスに乗り継ぐ。
バレッタで今度は別のバスに乗り継ぎ
タルシーン遺跡へ。
地球の歩き方では、最大級と書かれているが、ハガール キムの遺跡より小さいし、住宅街の中にあって雰囲気も無いし…
4000年前の遺跡があり、400年前の騎士団の要塞がある。
その間の時代の遺跡が無いんだが…
シチリア島のアグリジェントで、ギリシア神殿を見たことがあるが、地理的に近いのにギリシア帝国の(有名な)遺跡が無いのが不思議だ。
バレッタに戻り、再びバスを乗り換えて、ビットリオーサという、バレッタの対岸の町へ。
こちらも、かなりの規模の要塞だが、店が無いので、観光客ゼロ。
すいてて、私はこっちのほうが好きだけど
バレッタに戻り考古学博物館へ。えらく充実していない博物館…
古代遺跡、ギリシア、カルタゴ、ローマ、マグレブとさまざまな文明に翻弄されてるのに、気合が抜けてる展示…
明日は、午前中マルタにいて、夕方にイタリアのピサへ格安航空で行く予定。
航空運賃は、マルタに来るときは0.15ユーロ、出ていくときの便は9ユーロ。
来るときはタダ同然。 空港使用料が3000円くらいかかるけど
テレビのニュースによれば、イタリアは雪が降ってるらしい。