2007/12/23

12月23日 フィレンツェ

12月23日(日曜日)
■ フィレンツェ 2日目

朝起きると、霧雨がしとしと降っている。そのせいか、気温も余り下がっていない。

ホテルの朝食は、野菜は無いけど、生ハムとか、いろんな種類のチーズが食べ放題なのでありがたい。

雨では写真撮影などできるはずも無く、美術館めぐり。

最初に、フィレンツェでもっとも有名で巨大なウフィツィ美術館へ。昔の宮殿を流用しているようで、パリのルーブル美術館のように横に長い建物。

知ってる作品は、ボッティチェリの「ビーナスの誕生」と「春」くらいだった。ルネッサンスまでのイタリア絵画ばかりで、19世紀以降の新しい作品は見かけなかったが。
そう言えば、イタリアで印象派とか、そのあたりのセザンヌとかゴッホとかピカソとか、新しい画家って聞いたこと無いなぁ。

美術館の入場料が10ユーロと、かなり高額。ルーブルでも、そんなに取らなかったと記憶してるが…

絵画よりも、日本人団体がカルガモ行列のように、有名な絵の前だけ”停車”してガイドの話を聞いているのが印象的だった。
いつまでも、文化的な美術館鑑賞できない国民だなぁ。

2時間ほど美術館ですごして、レオナルドダビンチの機械設計のデッサンの本を買い、外に出ると雨はやんでいた。

ロンリープラネットのお勧めコースに従って、旧市街を歩く。旧市街の西のほうにあるサンタ クローチェ教会まで行って、引き返す。
クリスマスだが、サンタ クローチェ教会は名前のあらわすように祭りでもやっているかと思えば、そうでもない。
教会前の広場に露天市場が出ていて、お菓子やワイン、肉類やチーズの店がある。
イタリアって、チーズを作ってはいるが、全部食べきって輸出してないのかな。

日本でも、ヨーロッパの他の国でも、パルメザン粉チーズしか見かけない。

大聖堂のところまで戻ってきたので、大聖堂の後陣の横にある、大聖堂博物館にはいる。
大聖堂に安置されている彫刻や、建物に張り付いているレリーフは複製品で、本物は博物館の室内に飾ってあるようだ。だから、大聖堂は入場料無料で、写真撮影可能なのか…

ここで有名なのが、ミケランジェロ作「ピエタ」像。
ローマのサン ピエトロ大聖堂にもピエタ像があったような気がするが。
どちらが有名なんだろうか。

ちなみに入場料は6.5ユーロ。

中央市場近くの中華屋で昼食を食べた後、アカデミア美術館へ。ここも入場料は6.5ユーロ。
ミケランジェロの「ダビデ」像が美術館の中央ホールに安置されている。
ルーブルにある有名なミロのビーナス像の、数倍の大きさがある。

しかし、いくら中学校の教科書に載るような有名な美術品があるからといって、入場料高すぎ。

中央駅へ行き明日の切符(ピサ空港まで)を自販機で購入。クレジットカード、紙幣、硬貨と何でも使える。オランダの券売機がほとんど何も使えないのに比べたら、すばらしいことだ。
(でも、日本の券売機の機能には遠く及ばないが…)

夜、中央市場の近くの音楽学校でクリスマスのイベントをやっていたので、通りかかりに見てくる。
ドイツのようにクリスマス マーケットが無いけど、国営テレビの1チャンネルでは、日本で言う紅白歌合戦のような、歌番組を屋っている。


明日は、ピサへ行き、斜塔を見て、14:50にオランダのアイントホーフェン行きの格安航空に乗る予定。

Eindhoven って、google map で検索すると、空港がモザイクが掛けられて軍用基地だとわかるが、民間機が飛んでいるとは知らなかった。

今回の旅行も順調におわり、オランダに戻る(=日本に買える飛行機に乗れるのは確実)ということで、主な旅行記は今日まで。
オランダで何か写真撮れたら、メール送信します。

日本は雨の模様だけど、オランダの天気は曇りと晴れがクリスマス明けまで続くと予報されてる。外れないことをいのるばかり…