2010/09/25

9月24日 ウィーン ~ ジュール

9月24日(金曜日)
ウィーン ~ ジュール

■ ウィーン
6時30分起床。40分に食堂へ。このYHは6時30分から朝食時間が始まる。スイスと同じく早く始まる規則でもあるのだろうか。ハムとかチーズが無いが、パンと果物、飲み物をセルフでという形。ハムの代わりにパン用のパテでも食いまくれということか…

8時少し前、チェックアウトして地下鉄Hutteldorf駅へ。自販機に24時間件というのがあったので、それを買う。5.7ユーロ。昨日これを買っておけばよかった…。 大抵の都市では、24時間じゃなくて1日券というのが多いので、ついうっかりと。

オンライン時刻表では、Sudbahnhofからジュール行きのローカル列車が出るとなっているので、Sudbahnhofへ。地下鉄のSudtrioler Plz.というところで降りる。(地下鉄会社のホームページに公開されている地図では、ここであっているはず) 駅構内には"南駅へ"という案内板があるが、これまた途中で消滅して、階段を上がるとまたしても工事現場。ウィーンは土建帝国にでもなろうとしてるんだろうか (笑

土建開発しても、経済は落ちる一方というのが日本の例で分かるはずなのに、これほど工事しまくるとは、政治家もバックマージンで笑いが止まらないでしょうね。

10年位前に来たときには、ここに巨大な駅があったはずだが、跡形も無くなくなっている。これまた通行人に駅はどこへ行ったのか聞いてみると、バスで1つ先の停留所まで行くと、仮設の駅があるそうな。行って見る。たしかに、プレハブの駅があって、ハンガリーやスロヴァキア方面の列車が出発しているのが、案内表示から分かる。ジュールへの切符を買って(19ユーロ ← よくみたら往復料金ぽい)、コインロッカーが無いか聞いてみると、工事中で撤去されたので国鉄で3駅行ったマイドリングという駅にあるそうな。まあ、仕方ないんでSバーンに乗ってマイドリング駅まで行き、ロッカーに荷物を預ける(小ロッカー 2ユーロ)。

前回来たときは曇っていたので、せっかくなので市内中心部の"見所"へ行ってみることにする。Uバーンを乗り継いで、シュテファン大聖堂へ。これまた正面ファサードが修復工事中。 王宮の庭はイベントの設営の真っ最中で、芝生の上にテントが大量に建てられている。自然史博物館、国会議事堂、市庁舎と、旧市街の壁を撤去してできた外周道路沿いの"豪華建物群"を眺めたところでタイムアップ。 風も強くなってきて、薄い雲も出てきたのでちょうど良いタイミング。地下鉄でマイドリング駅に戻り荷物をピックアップ。 昼食に駅構内のケバブ屋でケバブ(3.8ユーロ)を買って食べる。 欧州B級グルメの王者だけあり、ハズレが無いのがありがたい。


王宮のフランツ2世像



入り口前まで勝手に観光できる国会議事堂




12時10分ごろ南駅へ。ジュール行きの列車は、駅の一番向こう側のプラットホームにすでに停まっていた。オーストリアの近郊列車で使われ始めた、ドイツ製の近距離専用客車が使われている。それなりに長距離走る国際列車で、近郊列車を使うのがこの辺では普通なんですかね。 12時31分、ほぼ満員の乗客を乗せて出発。 ひたすら平原の中を東へ。ハンガリーに入ると、踏み切りの遮断機がすべて壊れているようで、列車が通過するときに降りていない。列車がいったん踏み切りの前でいったん停車して、徐行で通過しているので、ジュール到着時に20分くらい遅れていた。 それよりも、1箇所、踏切が降りていないのに最高速度で突破していたところがあったが、車が来てたら正面衝突やね。 EUになっても、思考回路はロシア時代のままのロシアンルーレット鉄道 (笑


ウィーン南駅に停まるハンガリーとオーストリアの近郊列車


■ ジュール
駅の地下道は南北両方側に出ることができるが、はてどちら側が正面なのか…。どちらに出ても切符売り場すらない。と思ったら、繁華街側の別の出口のところに切符売り場があった。それにしても分かりづらい駅構造だなぁ。

駅のATMで、とりあえず60000フォリント出金。これで2万円程度のはず。 ネットで予約したペンションへ。駅の住宅街側に出たすぐ前にある。ダブルルーム3泊で25600フォリント(約10240円)。


旧市街中心のミクローシュ広場






ジュール旧市街を歩く


明日から曇りか雨が続くはずなので、貴重な晴れの日の今日中に旧市街&繁華街側を回ってみる。旧市街といっても、それほど古いというわけでもないように見えるが…。 12万人の人口の街らしいが、平日の昼間に大量の人が繁華街をぶらついている。失業率が高いのか、病気欠勤を弾力的に使いまくっているのか…