2009/09/26

9月26日 ブジェヨヴィツェ、フルボカー

9月26日(土曜日)
■ プラハ

ホテルの朝食の時間が6時30分と思っていたが、休日は7時30分からと食堂の入り口に掲示されている。このホテルの朝食は結構いい方なので、乗る予定の列車を1本後(1時間後)にずらす。

8時ごろチェックアウトし、休日は20分毎にしか走らない5系統のトラムに乗って中央駅へ。

9時15分発のチェスケー・ブジェヨヴィツェ行き列車はほぼ満員。休日だからか、地元の人が行楽に行く雰囲気で乗車している。1時間30分くらいでターボルに停車し、ここでほとんどの人が降りる。列車は、快晴の空の下、緩やかな丘陵地帯を走り抜けて行く。ブジェヨヴィツェには定刻より5分ほど早い11時51分に到着。(運賃は213コルナ、約1200円)

■ チェスケー・ブジェヨヴィツェ

駅の荷物預け室に荷物を預け(12コルナ、70円)、隣にあるバスターミナルへ。バスターミナル… ではなく、巨大なショッピングセンターになっている。フルボカー城へ行くためのバスの出発まで、20分ほどあるので、ショッピングセンター2階のフードコートで、焼きそばを食べる(なぜか、このショッピングセンターにあるファストフードは、3軒のうち2軒がアジア料理だったりする)。

フルボカー城方面へ向かうバスは、12時25分、3階のバスターミナルより出発。運賃は18コルナ(100円)。Windows Mobile機で、GoogleMapをGPSで現在位置を示させて見ているが、目の前に城が見えるので、降りるバス停を間違えることはないはずだ。

■ フルボカー

バスを降り、ややこしい方向案内看板に一度だまされて違う方向に登ろうとしてしまった。ややこしい看板出してる商店はお取潰しにしてほしい。(ローマのボッタクリ食堂が劣りつぶしになったように…)

チェコで最も美しいといわれているそうだが、白亜の城は、どことなくコンクリート製に見えなくもない。というか、結構新しいような気がするんですけど… (Wikipedia英語版によれば、16世紀に改築されたものだと書かれてる)

場内の案内ツアーは、英語では14時30分から1回だけのようで、値段も200コルナ(1100円)と結構割高。時間もないことだし、今回は塔だけに登ってみる(40コルナ、220円)。

城の壁もそうだが、塔の内部も鹿の角の剥製が大量に飾られている。

ここは、鹿気違いのお殿様のお城ですか (笑

食品を得るためではなく、単なる趣味や文化で動物を殺してるんだから、環境なんちゃら団体は抗議しろよ。日本のクジラだけじゃなくてな…

塔の上からはフルボカーに点在する集落が見えるが、それほどスペクタクルというわけでもない。単なる田舎の村々という感じ。

写真を写すため、太陽が当たっている面のほうへ回り込んでみると、結婚式の写真撮影会のようなものが催されている。わざわざ大勢で大金払ってこなくても、人物と景色と別々に撮影してPhotoshopでつなげたらダメ? この手の結婚式写真を見てたら、いつもそう思います。

フルボカー城
フルボカー城


でも、普通の観光客は、この裏側に回り込んできませんね。正面からの逆光の写真で満足しちゃってるんでしょうね。

時刻表検索では、フルボカー・ナト・ブルタボウという駅から列車が出ると書かれているので、そっちの方向へ歩いてみる。が、途中で、距離感を読み間違えていたことに気づき、バス停に戻る。

14時56分、バスに乗りブジェヨヴィツェに戻る。

■ チェスケー・ブジェヨヴィツェ

ブジェヨヴィツェ駅の蒸気機関車
ブジェヨヴィツェ駅の蒸気機関車




駅に荷物を取に行くと、蒸気機関車が1番線に停車している。何かのイベントなのだろうか。

荷物をピックアップして、今日宿泊するホテルへ。駅と旧市街のちょうど中間点にあるGarniホテル。 共産主義時代の宿泊施設を現在でも使っているという感じのところだ。今日は土曜で会社などが休みなので、ホテルのあるビルの5階以外のフロアーはほとんどすべて無人状態になっている。

部屋に荷物を置いて、旧市街へ。軒並み、すべての店が閉店している。休日を厳格に守る姿勢、恐るべし。店もやってないし、観光客もほとんど見かけないし。旧市街はまるでゴーストタウンのようになっている。

ブジェヨヴィツェのオタカル2世の夜景
ブジェヨヴィツェのオタカル2世の夜景


夕方、太陽が沈んだ直後に再び旧市街へ。観光客がほとんどいなくても、ライトアップはちゃんとされる。噴水と市庁舎が一番絵になる雰囲気だが、あと10分ライトアップの時間を前倒ししてもらえれば、夕焼けが美しく撮影できるのに…