ポズナン2日目、ポーランド滞在最終日。月曜日は、博物館などはほとんど閉館している。地球の歩き方に、ポズナンから列車で30分程度のところにあるクールニクとロガリンという町に、観光地(領主の館、宮殿)があると書かれている。ただ、どちらも月曜のため閉館日だ。それに、GoogleMapで調べると、とてもじゃないけど駅から歩けるような場所ではなさそうだ。クールニクは町から遥か離れたところに鉄道が走っているし、ロガリンは最寄の鉄道駅から8kmほど離れている。地球の歩き方曰く「徒歩15分」とは、どのように計測したのだろうか…。
ということで、今日はポズナン市内を散策することにする。アパートを出て、すぐ近くにあるショッピングモールStary Browerへ。建物の外観が、レンガ造りの古い工場に似ていると思ったら、昔ここに醸造工場があったそうだ。醸造工場風のデザインで最新のショッピングモールの建物を建てたのだろう。
旧市街の中央広場へ。昨日の午後の日差しでは撮影できなかった、旧市庁舎の正面ファサードの写真が撮影できる。平日の午前中、広場には殆ど人が歩いていない。昨日まで賑わっていた広場に張り出していたレストランのテラス席、一部が撤去されようとしている。もう、10月だから観光の季節が終わったのだろう。
旧市街の中央広場と旧市庁舎の時計塔
中央広場を通り抜け、さらに北へ。朝市の露天が集まっているウェルコポルスキ広場、旧市街の中に幾つかの核になる広場があるようだ。花屋がたくさんある。クラコフのときも感じたが、花の需要がかなりあるのだろうか、他の欧州の国より花屋の数が多いような気がする。さらに進んでいくと、公園の木々に囲まれたジョゼフ教会があり、陸軍モニュメントがある。国鉄の線路を越えると、旧市街の北端に隣接した要塞跡公園がある。19世紀にプロセインによって造られたWiniary要塞の跡地に、戦死した軍人の墓地や、軍事博物館などが点在している。軍事博物館は月曜のために休館しているが、戦車や航空機といった展示物は屋外に無造作に置かれているので見学し放題。軍事博物館としては、やはり、ワルシャワの軍事博物館の方が気合が入っている。そりゃ、首都と地方都市の気合の入り方の違いはあるんだろうね。
広大な要塞跡公園
軍事博物館のT-55戦車
昼過ぎから、薄く雲が広がってくる。明日以降の天候悪化の前触れだろうか。なるべく雨が降らないように願う以外ない…。
駅の方へ行ってみる。修復工事中の文化宮殿(皇帝の城)、教会のように見えなくも無いレンガ造りの大学のホールがあり、その向こうに昨日トラムに乗った駅の北側にある停留所が見える。案外歩けない距離でも無いな…。ポズナン中央駅、プラットホームの半数が工事中。ワルシャワ、クラクフ、ヴロツラフに続いてポズナンも駅の大規模工事中…。土建病に冒されてるんでしょうか。ただ、駅舎は健在で、コンコースには食べ物屋さんからスーパーマーケットまで営業中だ。
新市庁舎の鐘楼