10月1日(月曜日)
7時に朝食を食べて、しばらく部屋でのんびり休憩したあと、ホテルに荷物を預けて出発。
国鉄バスマーネ駅9時発のデニズリ行きの列車に乗る。
列車は満員で、私の席のちょうど前には台湾人の旅行客が乗り込んで来た。
彼らエフェソス遺跡の見物に出掛けるのだろうう。
イズミールを出てしばらくすると、辺りいちめんが霧に覆われる。朝霧だろうか。エフェソスに着くまでのに消えてくれれば。。。
途中駅でのんびりと長い停車時間を取って走るので、セルチュク駅に到着したのは10時20分。案外時間が掛かるものだ。
セルチュクには10年ほど前に来たことがあるので、バスターミナルがどこにあるのかはだいたい見当がついている。
駅を出て、ローマ時代の水道橋跡を見ながら、観光地区を抜ける。以前泊まったホテルがどこだったのか、町の様子が変わっていてよく分からない。
バスターミナルにいくと、タイミングよくエフェソス行きミニバスの呼び込みに出会う。私が乗り込んで数分で出発。運がいい。
以前はボドルムへ行く道の途中で降ろされた記憶があるが、今ではエフェソス遺跡経由となったようだ。観光客が増えたのだろう。
便利になるのはうれしいが、観光客だらけになるのは、旅情をぶっこわすのでどうかなと。
遺跡の入口前で下車。目の前には団体観光客のバスが大量に停車している。25リラの入場券を購入して中へ。団体客が大量にいる。これは写真撮影どころではない。
入口を入ったすぐのところに韓国語の説明看板が独立して立っている。英語の説明は全ての所に併記されてるのだから、自ら英語すら読めませんと白状してるようなものだ。日本語の看板が無くて良かった。。。(恥ずかしいので)
観光客が途切れた所を狙って見物して回る。やはり、圧倒的に凄いのは、巨大なギリシャ劇場跡と図書館跡の巨大なファサードだろう。どうしても写真に人が入るので、時間差で何枚か撮影して、後で合成してじゃまな人を消去するしかないだろう。
直射日光の中、2時間の見物が限度だ。まだ見切れていないものもあるが、仕方ないだろう。
この遺跡にも沢山の猫が居る。観光客に馴れ過ぎていて、尻尾を引っ張ったくらいではびくとも動かない。
12時30分頃、再びミニバスに乗りセルチュクに戻る。レストランに入り、キョフテを食べる。8リラ。
レストランで、私の横のテーブルに日本人のような人が居たので声を掛けて見ると、中国人だった。青島から雑誌の取材で来たそうだった。
食後、レストランのすぐ目の前にあるビザンチン時代の教会跡を観に行く。10年ほど前に来た時には、夕方遅かったのでじっくり観れなかったが、今回はじっくりと時間を取れた。丘の頂上にある砦跡は、今回も閉鎖されてる。いつになったら修復が終るんだろうか。
14時20分のミニバスに乗り、イズミールに戻る。運賃は列車より高い9リラ。但し、1時間で到着する。イズミールの郊外にあるバスターミナルで、市内バスにのりかえて、結果として列車と同じく1時間30分掛かったが。。。
スークをうろついたり、カフェでチャイを飲んだりして時間を潰し、20時のバス会社の無料送迎で再びバスターミナルに戻る。
無料送迎は、市バスのように途中で停車しないので、10分で到着。21時発のイスタンブール行き夜行バスに乗車する。
この記事は、イスタンブール行きの満員のバスの中から投稿しているので、写真添付無し。
バスの外は稲妻が光り、土砂降りの雨が降っている。車内では、無料のワゴンサービスでチャイとお菓子の配布が始まった。