リヨン ~ パリ
■ リヨン
出発する日になって、完璧な快晴。昨日がこういう天気だったら…。 昨日、パン屋で買ったフランスパンと、リンゴ、ヨーグルト、紅茶などを部屋で食べてからチェックアウト。
ホテルのすぐ横のサン・アンドレ教会の前にある停留所より、トラム1系統に乗ってリヨン パール・デュ駅へ。通勤時間帯なのに、(メトロほどには)混んでいない。リヨン駅は相変わらずの大混雑だ。駅のコンコースにこれほどの人が溜まってしまうというのは、駅構造のミスなのか、それとも欧州独特なことなのか… 。利用客が世界的に見ても飛びぬけて多いJR新宿駅や大阪の梅田駅でも、駅の中に人がたまることなく流れているので、これほど混んでいるようには見えないんだけどね。
9時ちょうど発のTGVに乗りパリへ。ICEのE-Ticketは、買ったときのクレジットカードの提示を求められるが、TGVのE-Ticketは写真付き身分証明書(EU市民カードとか、パスポートとか)の提示を求められる。インターネット購入での切符はパリまで25ユーロ。昨日のディジョンまでと同じ価格。まあ、半額くらいにディスカウントされてるんだろうね。
リヨンを出ると、晴れの地域を1時間くらい走り、だんだん曇ってきて、霧になって、そして雨が降りそうな曇り空へと移り変わってゆく。雲は北西から南東へ流れているので、ほぼ1日分の天気を早送りしたような感じだろう。
■ パリ
11時、パリ リヨン駅に到着。2階建てのTGVはトイレが水が流れないという、あまり整備状況がよくないものだった。
パリ リヨン駅に到着
今回の旅行も、これで終了。明日、シャルトルへ大聖堂を見に行く小旅行が終われば、オランダ行きの飛行機に乗る予定だ。
リヨン駅の地下にあるメトロ駅へ向かう前に、駅構内の観光案内所へ。お昼休み(まだ11時なのにえらく早いな…)なので、扉の前にパンフレットや地図がスタンドに入れて並べてある。地図を1部失敬。案内要らんから、普段から地図だけ置いてくれていれば私は満足だ。
メトロ駅へ。自販機で1区の券10枚セットを買う(12ユーロ)。リヨンでも、ここでも、クレジットカードが使えるのがありがたい。地下鉄を乗り継ぎ、20区(すでにパリ郊外)のポルト・バニョレ駅へ。今晩泊まるのはユースホステル(パリ ダルタニアン)。何度も泊まった事があるが、今回は駅を出たところの大通りが大規模に工事中なのには驚いた。トラムを建設中だと看板には書かれている。それで、空港行きのバスが、外周道路の向こう側に左遷させられているのか…。
ユースホステルに行きチェックイン。フロントのお姉さんは、なぜか私にドイツ語で話したくなるらしく、"なんでだろう"と言って笑っていた。15時までは部屋には上がれないので、地下のロッカーに荷物を預ける(2ユーロ)。ここのユースホステルの中にはレストランもあって、昼も夜も、営業している。昼食(5.35ユーロ)を食べる。ここで食べれると分かっていたから、リヨン駅のマクドナルドで昼食を食べてこなかった。
外へ。特に行きたいところとか、まだ行っていない所とか、あまり思いつかないので、ユースホステルの前にあるレンタル自転車(ベリブ)を借りて、中心部を目指す。基本料金が1日1ユーロで、30分以内に返すと料金は無料。つまり、30分未満で、次々とレンタル自転車の基地を経由して、返して・借りてを繰り返せば、1日1ユーロで乗り放題となるはず。
パリの人も、大抵は30分以内しか利用していないみたいなので、まあ、抜け道的な使い方ではないのだと思う。
まだ珍しい自転車専用道(セーヌ川沿い)
あんまりパリの隅々まで道を知っているわけじゃないので、たまに道を間違えるが…
ユースホステル前(ポルテ・バニョレ)→ アレクサンドル・デュマ駅
通りには露天の食品市場が開いている。アレクサンドル・デュマといえば、三銃士を書いた作者で、今日泊まっているのはその登場人物のダルタニアン。別にその関連性でここに来たわけじゃないけど。
アレクサンドル・デュマ駅 → ナシオン広場
雨がぽつぽつと降り出す
ナシオン広場 → プロムナード・プランテ (リヨン駅の北辺り)
よく映画やドラマの舞台になるだけあって、お洒落な遊歩道。
国鉄の廃線高架を利用したプロムナード・プランテ
プロムナード・プランテ → オーステリッツ橋
ここの自転車基地で、ロシア人のお姉さん2人に、ベリブの使い方を聞かれた。やっぱり、旅行者には分からないかなぁ…
オーステリッツ橋 → (セーヌ川沿い自転車専用道)→ ノートルダム大聖堂
台湾のテレビドラマか映画の撮影を、広場でやっていた。怖いくらい、濃い化粧。まるでパンダだわ (笑
台湾のテレビドラマ収録風景(ノートルダム大聖堂前で)
ノートルダム大聖堂の聖母子像
ノートルダム大聖堂 → グランパレ
本当はルーブル宮殿辺りで返したかった(ちょうど30分ぎりぎり)だったのだが、チュイリー駅の自転車基地のスタンドが全部埋まっていたので、返せなかった。ということで、ここで30分を数分間オーバーしてしまう。
シャンゼリゼ通りの紅葉はかなりきれいになってきている。あと数日で散ってしまうかも。雨も降ってきたことだし、コンコルド広場駅からメトロに乗り、ユースホステルに戻る。
シャンゼリゼ通りの紅葉(コンコルド広場近く)
夕食も、もちろんユースホステルの食堂で。5.35ユーロのメニューで十分満足できる。外のレストランでは、10ユーロ出してもこれだけのものは食べれないからね。