2011/09/28

9月28日 ワルシャワ

9月28日(水曜日)

昨晩の雨はやんで、朝は霧が出ているような天気。昨日よりだいぶ気温が下がっている。Booking.comの予約サイトでホステルは「朝食つき」と書いてあるが、単にスーパーで売っている保存用食パンを勝手に食えの状態。皿は自分で洗って使えでは、「朝食あり」とは言わんでしょう。湯は恵んでもらえるので、スーパーで買っておいたインスタントラーメンを作る。ワルシャワは国際会議だの見本市だの盛んに誘致しているが、宿泊する場所(ホテル、ホステルなど全て)の数が圧倒的に少なく、超レベルの低いサービスでも生き残れる市場だから仕方ないか。



トラム Centrum停留所。文化宮殿(トラムの左側に下層諧が見える)が霧の中


9時ちょっと前に観光に出かける。トラムで、とりあえずは中央駅付近へ。スターリン様式の文化宮殿の「ビル」の部分が完全に霧の中に隠れて見えない。これでは屋外の観光どころではない。もちろん写真撮影も無理そう。ということで、室内を見て回る旧王宮へ。22ズロチ(530円)の切符を買って、10時の開館と同時に中へ。いろいろな国で王宮なるものの見学をしたが、まあ、ここは平均的な「派手さ・華やかさ」ですね。ただ、第二次大戦で完全に破壊されたので、現在あるものは再建されたレプリカに過ぎないですけど。部屋に飾られている美術品だけが、戦時中は疎開して無事だったので、オリジナルのものなんだと思う。



旧王宮 The Great Assembly Hall


旧市街には、地元の小学生から高校生くらいまで、さまざまな団体が歩いてます。そして、日本人の団体観光客も。旧市街といっても、1953年に復元されたレプリカだと、旧市街中心の広場にあるモニュメントに書かれている。レプリカでもこれだけの観光客が来るんだから、観光の目玉作りに悩んでいる他の町も真似してみてはどうだろう…。



地下鉄Centrum駅付近の繁華街を歩く人たち


昨日夕食を食べた、山盛りの定食が出てくる中華料理屋で昼食(18ズロチ=430円)を食べてから、国立博物館へ。行って見ると、工事中で休館だとフェンスに貼り出されている。旧市街の歴史博物館も、工事中で休館。そこらじゅうで休館ですね…。国立博物館の隣の軍事博物館は、さすがに開いている。こちらは入場料無料で、運営費は軍の広報費用か何かでまかなっているのだろう。前回来た時には無かったMIG-29フルクラム戦闘機やアントノフ26輸送機が新たに展示に加わっていた。アントノフ26輸送機は、2ズロチ払うと女性兵士の案内付きで内部見学させてくれる。2009年まで実際に飛んでいた輸送機を見れる機会はめったに無いはずだ。

「あなたも6ヶ月トレーニングすれば、このフルマニュアルで飛ばす輸送機を操縦できる」そうだが、ノーマル状態で飛ばせても、緊急時にロシア語の操作パネルがさっぱり理解できず、墜落させてしまいそうですね。



ポーランド空軍 MIG-29 戦闘機


AN-26輸送機 コックピット
計器、操作スイッチ 全てロシア語表記


15時、晴れてきたので旧市街へ。旧市街の写真は、前回2006年に来たときに撮影しているので、今回は適当に何枚か撮影してみる程度。やはり、2回も同じ街に観光に来ると、やることがなくなりますね…。それでも、夕方に再び旧市街に行き、夜景撮影するだけの気力は残っていました。



旧市街の中心広場


旧市街の大聖堂(夜景)