2010/10/07

10月7日 パリ、シャルトル

2010年10月7日(木曜日)
パリ、シャルトル

■ パリ

7時、ユースホステルで朝食。ハムやチーズがあるのに、フォークが無いとは…。スプーンですくって食えってか (笑

7時30分過ぎ、ユースホステル前の自転車基地(ベリブ)で自転車を借りて、モンパルナス駅へ向けて出発。今回も、30分以内で借りて・返してを繰り返して料金が発生しないことを目指す。

ユースホステル前(ポルテ・バニョレ)→ ナシオン広場

広場の真ん中にある像が、朝日を受けている。地平線の所だけ晴れているようで、パリ上空の雲が真っ赤に照らされている。日の出って、8時ごろだったっけ…


ナシオン広場のマリアンヌ像の向こうから日が昇る


ナシオン → バスチーユ

案外近いと思っていたが、結構遠い。幹線道路なのに、道も狭くて、荒い運転の車にはねられそうになるような感じ。ぽつぽつと雨が降ってくるが、すぐにやんだ。

バスチーユ → (セーヌ川をシュリー橋で越える)→ サン・ジャック通り坂の下

モンパルナスの丘といわれるので、やっぱり相当な坂。サン・ジャック通りの坂(工事中でバス専用レーンが無い!)を延々と登る。

サン・ジャック通りの坂の下 → サン・プラシデ駅

ルクセンブルク公園の脇の道を抜けて、モンパルナスタワーが見えてきたので自転車を返して歩く。結局、モンパルナスタワーの下にもベリブの自転車基地があったので、そこまで乗って行ったらよかったと、後で後悔。

9時33分発のシャルトル行きRERに乗る。駅の案内表示には、18番プラットホームから出発するとだけ表示されているが、プラットホームには前後に2本の列車が入っている。ホームに、"プラットホームの先端の列車が出発する = partie train restant en gare"とフランス語だけで書かれているが、まあ、外国人がそんなに乗らない路線だから問題ないんだろうね。

列車は、半分くらいの席が埋まった状態で出発。1駅目の停車駅が、ベルサイユ・シャンティェ駅。ベルサイユ宮殿の近くの駅なんだろう。そこから先は、住宅地と農村が交互に続くような地域を走り、約1時間でシャルトル駅に到着。パリより天気は悪く、どんよりと曇っている。

■ シャルトル

とりあえず、駅のプラットホームから見えるシャルトル大聖堂(ノートルダム大聖堂)を目指す。駅から大聖堂までは、殆ど人を見かけないが、大聖堂の前に来ると、やはり団体観光客が居るね。大聖堂は正面が修復工事中で、バラ窓のところが工事用シートで覆われている。まあ、残念なことだが、こういうことはよくあることだ。

大聖堂の中へ。とりわけ暗く、あんまりよく見えない。外が曇っているため、窓からあまり光が入ってこないからこんな状態なのだろうか。(午後、晴れた状態でもやっぱり暗かった…) 中の雰囲気は、フランスのほかの大きな教会と、そんなに違わない感じだ。


ノートルダム大聖堂(シャルトル大聖堂)
正面が補修工事中のため、この写真は側面の景色


外へ出て、大聖堂の内陣外側の方へ行ってみる。内陣からさらに外に張り出した部分があって、廊下で結ばれている。独特の形状だ。裏側は公園になっていて、そこから町の北側が眺められるようになっている。すぐ下の公園は、不思議な幾何学模様を芝生で描いている。


ウール川沿いの景色


幾何学模様の公園を通り抜けて、町の北側へ降りてみる。普通の住宅街といった雰囲気で、ウール川が流れている。川沿いにドイツ風の木組み骨格の建物があり、川床ならぬ川にテラス席を作っている。この辺りまで観光客が来るのだろうか…、それとも地元の人向けか。大聖堂の丘をぐるっと東向きに迂回していくと、繁華街になっている。"朝市"と書かれたやねのある大きなスペースがあるが、今日は一軒も店が出ていない。そんなに大きな町じゃないので、決まった日にしか市が立たないのだろう。


植木のカエデも紅葉(旧市街中心部にて)


町の中心部をほぼ一周する形で、繁華街を抜けて中央広場へ出てきた。マクドナルドがあったので、昼食。

食事を終わって外に出てみると、雲が薄くなって、弱く太陽の光が差してきている。もしかして、しばらく待てば晴れてくるかも。南のほうに青空の部分が見えている。天気予報では、パリ辺りでは南から北へ雲が流れているというようなことを言っていたので、期待して待ってみる。


マルソー広場


帰りの列車の時刻が12時57分の予定だったが、Kindleでインターネットに接続して時刻表検索したら、13時25分、14時35分と列車があることが分かる。とりあえず、青空にならないと写真の出来がいまいちなので、晴れてくるのを待ってみることにする。

13時39分ごろ、待望の青空。うす曇ではあるが…

昼を過ぎると、大聖堂の周りには大量の観光客。学生の団体も居てにぎわっている。なるべく人間が写真に写らないように撮影するのは至難の業だ。ついでに、今朝回ってきた所も、一通り写真を撮りなおして駅へ戻る。

13時35分発の列車に乗り、パリに戻る。

■ パリ

モンパルナス駅前で自転車を借りて、坂を下り、ルクセンブルク公園へ。どうも、公園内は自転車で走ったらダメらしく、警官に注意される。さらに坂を下り、ルーブル宮殿へ。結構天気がよいので、写真でも撮ろうと自転車を返すところを探すが、無いんだな…

ベリブ(貸し自転車)は地元の人向けのもののようで、観光地の付近に(取り立てて)自転車基地を設けていない。ルーブル宮殿近くには、本当に返すところが見つからない。

ぐるぐるとその辺りを回って、バンドーム広場の近くに空いている自転車基地を発見。ルーブル宮殿からは結構離れてしまったが…


ルーブル宮殿と紅葉



ルーブル宮殿のガラスのピラミッド


16時ごろ、いつもならガラスのピラミッドのところで行列している観光客の列の長さが短い。遅い時間だからなのかなぁ。今回は、中には入らずに、そのまま宮殿の中庭を抜けてレ・アレの横にあるサン・ユスターシュ聖堂へ。聖堂の横にある公園は、商業施設を拡充するためか、大規模に工事している。円形のボールス・ドゥ・コマルシェという建物の横では、屋外でテレビ番組の撮影をしている。テレビに出るくらい有名なところなのか…


ユスターシュ聖堂


ふたたび自転車を借りて、レピュブリク広場へ。そこから3系統のメトロに乗りユースホステルに戻る。