2016/06/25

6月25日 高雄

梅雨明けで真夏の台湾へ。LCCピーチ航空で出かける。台湾は梅雨明けで真夏になっているが、天気予報では毎日が雷雨の模様…

高雄市の1週間予報

台北市の1週間予報

日曜日の東アジア付近の高度別雲量予報
(台湾は高層の雲がベッタリと掛かって、完全に曇り領域)


2016年6月25日(土曜日)

■ 関空 11時25分 → 台湾 高雄空港 13時40分

ピーチ航空35便は、搭乗時間が出発予定時刻の5分前と、すでにこの時点でかなり遅れていたが、離陸の遅れを「空港が混んでいて離陸許可がなかなか下りない」ことに押し付けてしまう機内放送をしていた。機材を切り詰めすぎて、折り返しの余裕時間なさすぎるのが問題なんじゃあないの…。

関空

高雄まで実質飛んでいる時間は3時間。関空のローソンで買った460円弁当と、第二ターミナルの搭乗ゲート前で買ったお茶を機内で食べて昼食。機内の飲み物やスナック類が有料で、ほとんどの人が断食状態だったようだが、搭乗口前には売店があるのに、なぜ買ってから乗らないのか…。やはり、台湾の人たちは日用品の爆買の持ち込みが多すぎて食べ物までは持ち込めないのかな。中国大陸行きの格安航空は大量の荷物を持ち込む観光客で混雑しているようだが、さすが先進国の台湾人はそこまで無茶苦茶な持ち込み方はしないのだろう。

定刻より30分ほど遅れて高雄空港に到着。飛行機からボーディングブリッジに出た時点で蒸し暑い空気が押し寄せ、ターミナルビルを出て地下鉄(捷運)駅に行く途中であまりの蒸し暑さに汗が噴き出す。気温はおそらく33℃ほど。日本の涼しい気候のとこからくるとこたえる。

■ 捷運 高雄國際機場站 14:08 → 高雄車站 14:25 (35TWD)

ICカード 一卡通を買える有人窓口には長い行列ができているので、手持ちの小銭で買える自販機で1回券を買う。冷房のばっちり効いている地下鉄に乗り高雄車站へ。インターネットのbooking.comで予約した金馬大飯店へ。駅から歩いてすぐの、なかなか環境のよさそうな川沿いのホテルだ。1泊1273台湾元(4073円)のダブルルーム。イギリスがEU離脱をやらかしてくれたので円換算で少し安くなっている。

部屋に荷物を置き、部屋の涼しさに未練がありながらも観光へ。ホテルの前の川沿いに西へ10分ほど歩くと、三鳳宮に着く。17世紀に建てられた寺院で中壇元帥や釈迦三尊などいろいろ祀られている。建物は20世紀に改築されたものなので、派手な色彩のいかにも中国のお寺といった感じだ。狭い敷地に、3階建ての鉄筋コンクリート造りでできた各フロアに、いろいろな仏像が祀られている。参拝者は階段を上り下りして拝観していく。

三鳳宮


空港を出てから全然つながらなかったスマホが、やっと電波をつかむ。中国联合通信は台湾ではローミングできないのではとも疑っていたが、さすがに「台湾7日上網卡」を設定してるのに使えないはずがない。なかなかつながらなかったのは、未だに原因不明。

三鳳宮から10分ほど南へ。市議会前から地下鉄に乗り、旧大日本帝国海軍鳳山無線電信所跡へ。

■ 捷運 市議會站 15:31 → 鳳山國中站 15:50 (26TWD)

鳳山國中站で電車を降り、高層マンションの脇を5分ほど歩くと、台湾海軍明徳訓練班と書かれた敷地がある。現在では、日本軍の史跡として公開されているので、自由に出入りできるようだ。帝国軍時代の通信所は土盛りされ砦のようになった巨大な空間を持つ構造物だ。台湾軍に移管されたのちに使われた通信所のほうは角ばった十字型の建物で、通信機の残骸が残されている。台湾が日本軍の施設を保存して公開しているのに、日本は戦前の歴史遺産を大切にしていないのが日本人として恥ずかしい。

海軍鳳山無線電信所跡


通信機の残骸


液に戻る途中、コンビニで野菜ジュースで水分補給。蒸し暑く、汗をかきまくるのでどんどん水を補給する必要がある。

■ 捷運 鳳山國中站 16:37 → 鹽埕埔站 15:56 (30TWD)

地下鉄の鹽埕埔站で下車。そこからバスで忠烈祠へ向かおうともい、スマホのアプリでバス停留所を探す。56系統がそれらしき方向へ向かうが、忠烈祠前はループ状になった路線の「逆方向」でしか止まらないような感じだ。よくわからないので、タクシーで忠烈祠に向かう。壽山の中腹にあるので、つづら折りの道をタクシーは登ってゆく。これは歩いては行けんわ…。

■ 計程車 鹽埕埔站前 → 忠烈祠 17:15 (100TWD)

忠烈祠のお寺は時間が遅すぎて閉館して門が閉まっている。忠烈祠と書かれた門と展望台は誰でもはいれる公園にあるので、こちらはたくさんの人が来ている。スポーツ自転車に乗るサイクリストもここまで登ってきていて、有名なトレーニングコースなのだろうか。日本の植民地時代は琴平神社と呼ばれる神社があったが、中華民国の台湾領有後は中華民国の英雄を祀る寺になっている。神社時代の狛犬や灯篭の残骸、灯篭には大東亜共栄圏という彫られた文字も見える。傍らをクラブツーリズムの団体がそういう説明も受けないまま展望台だけ見て通り過ぎていった。

忠烈祠

情人景観台

高雄市内を見下ろす位置には「LOVE」という文字のモニュメントがあり、記念撮影ポイントになっている。
■ 公車 情人景観台 17:43 → 七賢二路 18:03 (12TWD)

六合夜市に向かう。中華ファストフードの屋台が500mくらいの区間に並んでいる。いたって普通などこにでも売っている魯肉飯(35TWD)を食べ、その後、自助餐で50TWDの定食を食べて夕食。あまりに蒸し暑い中をあるきまくったので、さっさとホテルに戻り冷房の効いたところで休憩。

六合夜市


■ 金馬大飯店 512号室 1273TWD(4073円)