2016/06/27

6月27日 台南

2016年6月27日(月曜日)

7時少し前、昨日の朝と同じ八徳一路の豆漿屋に行き朝食。今日は餃子4個と肉包、菜包、豆漿で70台湾元。少し食べすぎか…。

8時、台鐵高雄站発の自強號(特急)に乗り台南を目指す。列車は満員で、通路まで立ち席になっている。寸前に切符を買ったが、運よく最後に近い席を確保できていたようだ。

■ 台鐵 高雄站 8:00 → 台南站 8:32
台南站に到着した自強號(左側)


列車は快晴の空の下、途中、左営站にのみ停車してノンストップで台南まで走る。台南付近は少しだけ雲が出ているが、雨が降りそうな気配は全くない。今日も暑そうだ。台南站は中国大陸で一般的な下車コンコースが駅舎本体から分離した形の建物だ。北方面からの列車も同時に到着したらしく、大量の乗客が改札機に長い列を作っている。夏休み(?)の学生がたくさん居るので、余計に混んでいる。台湾はもう夏休みなのかな…。
中山路

真夏の太陽を避け、中山路の商店などの庇の下を歩く。店はほとんどが休みのようで、シャッターに「星期一 定休日」と貼りだされている。日本では最近はどこの商業施設も年中無休なので、日本と見分けがつかない似たような雰囲気の街で、日中にシャッターがほとんど閉まっているのは少しだけ違和感がある。
国立台湾文学館(旧大日本帝国台南州庁)
孔子廟
孔子廟の願掛け札

約15分ほど歩くと、、民生緑園のロータリーに出る。国立台湾文学館の戦前の石造りの建物が一角に鎮座している。かつての大日本帝国台南州庁だった建物だ。旧台南州庁の建物を右手に見ながら南へ少し行くと孔子廟がある。ここは入場料25台湾元。学問の神様なので、受験の合格祈願らしき黄色の紙を吊るす場所があり、日本の天満宮の雰囲気だ。上空の低いところを、時折空軍のF-CK-1が滑空していく。本当に手が届くぐらいの近さに見えるところを、着陸態勢で降りていくのが見える。沖縄で米軍基地がうるさいと騒いでいる人たちは、5分に1回程度、戦闘機が滑空していく直下に大都会があるこういう場所も許せないのかな。台湾も沖縄も敵国に面した最前線なので、ある意味仕方ないのかも。

台湾空軍F-CK-1(経国號戦闘機)


孔廟のすぐ横には、小学校があり、かつての日本統治時代に台南神社の施設だった武徳殿が残っている。いまでも小学校の講堂として使われているようだ。神社は日本人以外には信仰対象として定着しなかったので、中国人の統治下になってから孔子を祀る土地になったのは妥当だろう。
旧 台南神社 武徳殿


孔廟から南東へ5分ほど歩くと、中世に(宗主国のオランダを追い出して)台湾を建国した鄭成功を祀る延平郡王祠に着く。日本統治時代も、ここは鄭成功を祀る開山神社だったが、台湾国民党は日本人が作った宗教施設を良しとせず、すべて鉄筋コンクリート製の建物に建て替えられてしまっている。

延平郡王祠の鄭成功騎馬像
延平郡王祠


延平郡王祠から西へ、台南市街地を取り囲んでいた城壁に開けられた門の一つ、大南門がある。かつて城門は5箇所あったそうだが、現在残っているのは大南門だけ。かなり改修されて、ほぼ改築に近いくらい魔改造れた門から歴史を感じることはむつかしそうだ。城楼の上からは中学校の校庭が見える。この蒸し暑い中、よたよたと中学生が走っている。日本なら熱中症にかかるので体育の授業が中止されるくらいの暑さだが、台湾では気温の基準が違うのだろう。門の敷地に隣接して、中世にから近世の石碑が集められ並んで展示されている。
大南門
林百貨


もう、この辺りであまりの蒸し暑さに体力が尽きかけてくる…。忠義路を北へ。日本統治時代の百貨店「林百貨」が、セレクトショップ的に復活開店している。宗教施設は許容できないけど、商業施設は旧宗主国のものでもOKなのね。人の心とは難しいものだ。さらに少し北、天壇の入口にあるセブンイレブンで休憩。野菜ジュースとクリームを挟んだロールパンで58台湾元。
大天后宮
赤嵌楼


媽祖を祀った大天后宮、三国志に登場する関羽を祀った祀典武廟をお参りしてから、すぐ北に面した赤嵌楼に入場。ここは観光地なので入場料が50元。かつて台湾島を開拓したオランダ人が、この島で初めて開設したプロヴィンティア砦の跡地だ。鄭成功がオランダを撃退したのち、プロヴィンティア砦は基礎を残して破壊され赤嵌楼が造られたという。今残っているのは日本統治時代に復元されたものだそうだ。復元するなら、嘘っぽい木造の建物より、オランダ時代の石造りの城を復元したほうが観光的にはよかったのではと思う。
北極殿


玉皇大帝(天公)を祀った天壇、玄天上帝を祀った北極殿をお参りして、民生緑園のロータリーに戻る。ロータリーの手前には気象台があり敷地内に日本統治時代の旧庁舎が残っている。まるで灯台か、イスラム寺院のミナレットのような丸い塔がある建物だ。

站に戻る途中、冷房の効いた涼しい店で牛肉麺定食(90元)を食べて、站に到着したときには高雄行き列車の発車直前のベストタイミングだった。
紅焼牛肉麺


■ 台鐵 台南站 12:30 → 高雄站 13:12 (82台湾元)

乗車したのはいわゆる急行列車の「莒光号」。車内は空いていて、朝乗った特急とは大きな違いだ。車内販売で弁当や飲み物も売りに来るので、これだけ空いているのが分かっていたらここで昼食を食べるのも悪くはなかったかな。

高雄に戻り、コンビニで明日の高速鉄道の切符を買い、夕食は昨日の排骨飯を食べた店で鶏排飯(70元)を食べ、さらにホテルの斜め向かいの店で酸辣麺(60元)を食べる。
三鳳中街


■ 金馬大飯店 512号室 1273TWD(4073円)