2009/09/25

9月25日 プラハ、ターボル

9月25日(金曜日)
■ プラハ

朝、空を見上げると晴れている。ホテルを出て、近くのトラム停留所から3系統に乗り、フローレンス バスターミナルへ。チケット売り場の案内所で、チケットを買う窓口を聞いてみるが、バスに乗るときに直接買えばよいと昨日と同じ答え。長距離バスは事前購入しないといけない国が多いのだが…

案の定、25番バス乗り場に行くと、長蛇の列。人々の手には、チケットが握られている。まあ、どうにかなるだろうという事で列に並ぶ。バスがやって来て、まずチケットを持った客から乗せてゆく。日本人比率が結構高そうだ。バスの正面に掲示されている行き先をみると、チェスキー・クルムロフ行きとなっている。ツアーか何かで来ている客が、自由行動の日に1日観光に出かけるのだろうか。

で、チケットを持った客で大方満員になったところで、当日券購入の客を乗せ始める。最後は立ち席らしい。チケットを持っているが遅れてきた客は、容赦なく立ち席。チケット持っていても、早く来て並べという事なのだろうか…

8時20分、プラハ フローレンス バスターミナルを出発。プラハ中央駅周辺の市街地を渋滞にはまりながら抜けて、高速道路へ。プラハ市街地を離れて畑が続く田舎に入ると、霧が出てくる。昨日の雨のせいなのだろう。10時45分、ターボルのバスターミナル着。

ここで降りたのは数名で、くだんの日本人観光客2グループ 15名くらいはここではだれも降りなかった。

■ ターボル

プラハと同じく、晴れている。バスターミナルを出て、西へ。新市街の繁華街の通りを15分ほど歩くと、旧市街に出る。

繁華街にはたくさんの人が歩いているが、旧市街も含めて観光客はあまり見かけない。中世の宗教戦争(カトリック対新教)での新教側(フス派)の本拠地だった要塞都市というのでは、アピール性に乏しいのだろうか。

旧市街中心広場(ジシカ広場)は観光客をだれも見かけないが、大きな塔を持つキリスト変容教会や、時計塔を持つ市庁舎など、どこの街にもある一通りの種類は揃っている。プラハのように観光客で大混雑しているところよりは、こっちの方が個人的には好きなんですけど…

ターボル旧市街のジシカ広場
ターボル旧市街のジシカ広場


キリスト変容教会の塔に登る。観光客が登るようには作られていないので、鐘の下をくぐるようにして抜けるところがある。鐘が鳴るときだったら、むちゃくちゃうるさいだろうね。

市庁舎は内部の博物館が工事中で入れない。町の西外れにあるコトノフ城へ。内部は中世の町の出土品を展示している展示室になっている。古い塔にも登れるが、入場料は40クローン(220円)とやや高い。

城の塔からは、旧市街が一通り見渡せる。個人的には、逆光で写真がとりにくい教会の塔よりも、こちらの城の塔の方が入る価値はあると思う。

城の横の建物でビール醸造所というのがある(地球の歩き方の情報による)のだが、近づいてみると、ホテルと付属レストラン。歩き方を作っている会社は、ちゃんと取材してのななぁ。

繁華街で昼食を食べ、駅へ。今朝のバスの込み具合では、あすブジェヨヴィツェに行くときには列車にしようと思ったから、帰りはバスではなく列車にした。

ターボルからプラハまでの運賃は、バスが95CZK(520円)、列車が134CZK(730円)。列車の方が10分遅いのに、なぜか3割くらい高い価格設定。競争するつもりないのかな…

列車は5分ほど遅れてやってきて、13時5分に出発。十分余裕を持って坐れるくらいの乗客しかいないので、バスよりこっちの方が楽だ。ただ、丘陵地に水平に線路を引くため、堀割の中を線路が敷かれているので景色が悪いのが難点か。

■ プラハ

14時50分、プラハ中央駅到着。プラハに宿泊して、プラハ観光を全然しないのもなんなので… 旧市街へ向かう。

市庁舎前の広場には大量の観光客がいます。広場の中心付近には露天も出ています。何年か前に来た時には露天などはなかったはずだけど…

カレル橋のヤン・ネポムツキー像
カレル橋のヤン・ネポムツキー像


混雑を見ていても仕方がないので、カレル橋へ向かう。こちらは、橋の半分を閉鎖して、改修工事中。石の橋をコンクリートで修理しています…