2011/10/01

10月1日 ヴロツワフ

10月1日(土曜日)

今日も快晴。天気予報によれば、気温は25℃程度まで上がる模様。今回の旅は、どこまで晴天日の記録が伸びるか…。天気予報では明後日くらいから天気は思いっきり下り坂の模様だ。

ホステルの朝食は7時30分からとなっているが、7時15分にカフェに行くと、すでに朝食を食べている人が居る。手早く朝食を食べて、7時50分ごろチェックアウト。クラクフ中央駅へ向かう。今日乗る列車は、ウクライナ国境のプシェムイシル(3時30分発)から、クラクフ、ヴロツワフ、ポズナンを経由してシュチェチン(18時34分着)まで、ポーランドを縦横に結ぶローカル列車。まあ、始発から終点まで制覇する人は居ないだろうけど…。

列車は5分ほど遅れてやって来た。1等車が1両・2等車が4両くらいの列車で、大量の客が2等車に乗り込んでいく。こういうこともあろうかと、今回は1等車のチケットを買っておいて正解だった。(2等車なら48ズロチ、1等車なら78ズロチ=1870円)

ワルシャワからクラコフへの列車はEIC(Express Intercity)だったので、途中駅に全く止まらずにクラコフまで来たが、今回の列車はTLKという略称になっている。なんだかよく分からない列車種別だが、20分に1回程度駅に停まるので、快速列車のことなのだろう。列車に乗ってから4時間45分後の13時ちょうど、ヴロツワフ中央駅に到着。



ヴロツワフ中央駅に到着


この駅も大規模工事中で駅舎が閉鎖されている。プラットホームをつなぐ地下通路を出ると、ガイドブックなどの地図とは逆の市街地中心とは逆側の道路だ。今回ネットで予約したホテルは、駅前なので、裏側から歩いていってもそんなに遠くは無い。北ヨーロッパの秋にしては、真夏のような太陽が照り付けている。これは異常気象なのか…。

ホテルに荷物を置き、早速旧市街へ。旧市街を取り巻く堀は所々が埋め立てられて、公園のようになっていたりする。そこを越えて旧市街に入ると、観光客の姿がとたんに多くなる。土曜だから観光客が多いのか、普段から観光客がたくさん来ているのかは分からないが、ドイツ語を話す個人旅行客が多いようだ。確か、中央駅にドイツ鉄道の快速列車が停まっていたので、ドイツからの客が多いのだろう。



中央広場の旧市庁舎


大学の建物


大学の中の教会で結婚式やってました


旧市街の中央広場は、広場の真ん中を市庁舎と店屋などが入っている建物が建っていて、広い広場のはずが案外狭く感じる。マクドナルドがあったので、とりあえず昼食。中央広場ではデモ行進か何かするらしく、大量の若者が気勢を上げている。その周りをフル装備の機動隊が取り囲んでいる。何事が起こるのかと見ていたら、たんなるデモ行進のようだ。日本と違い、野球場の応援のように「鳴り物」で演奏しながら街の中を練り歩いていく。



機動隊に囲まれてデモ行進


旧市街を抜けて、駅と反対方向へさらに歩いていくと、オーデル河岸に出る。ポーランドではオドラ川と読むらしい。川の中州にある砂上の聖処女教会に入ってみると、クリスマスでもないのにチャペルにはプレセピオやクリスマスツリーなど大量に飾り付けられている。いかにも子供が喜びそうなアトラクションで、教会も営業熱心ななんだなぁと思う。
中州を抜けて対岸に出ると、こちらにも教会。四角柱の塔の教会やら、先のとがった尖塔の教会やら、いろいろな形式の教会が建ち並んでいる。旧市街から一番遠いところにあるヨハネ大聖堂が、ガイドブックではお勧めの教会のようだ。



旧市街から最も遠いところにある洗礼者ヨハネ大聖堂


wikipediaによれば、第二次大戦でドイツとソ連の激戦の地となって、旧市街は殆どは依拠になったそうだ。ワルシャワの旧市街と同じく、歴史資料を元に正確に復元されたレプリカだそうだが、どれがレプリカなんだろう…。教会も、市庁舎も、結構古そうに見える。それほど精巧に作り直されたのだろう。

夕食は、ドミニカン広場にあるショッピングモール内の「North Fish」という店で魚料理。どう見ても、ドイツにある「Nordsee」のパクリの店ですね。



旧市街 中央広場の夜景 (真ん中は旧市庁舎の塔)