2007/12/22

12月22日 モデナ 〜 フィレンツェ

12月22日(土曜日)
モデナ → フィレンツェ

8時、ユースホステルをチェックアウトして、駅へ。出発案内のテレビには、フィレンツェ方面(ローマ テルミニ駅行き)が30分遅れていると表示されている。


駅の出発案内。軒並み遅れる列車


クリスマス休暇の初日で、混雑しているからではなく、いつものことのようだ。
確かに、昨日より待合室の客数が増えているわけでもなさそうだ。

イタリア人としては、休暇が始まる前に帰省するのが当たり前なのだろうか…
イタリア的に言えば「昨日の昼からは、病欠」ですか?
ワールドカップサッカーで自国の試合がある日には、どこの企業もあらかじめ休日にするのが、イタリアのみならず、まじめくさっているドイツでもやってることだし。

病欠を病気じゃないのに取得したからと、徹底的に調査してクビにする、日本のような心の狭いことじゃあ…

列車は40分遅れでやってきた。表示よりさらに10分遅れるとは、なかなか質の高いサービスだ。

ボローニャまではすいていたが、ボローニャからは満員となる。たまたま座った席が予約無しの席だったようで、運がよかった。

フィレンツェ郊外のリフェリ駅に11:05着。構内放送で、フィレンツェSMN駅行きが3番線に来ると放送している。地下通路を走り、何とか乗り継ぎ成功。

ここまで、すこぶる順調。

フィレンツェは曇り。天気予報は雨だったので、微妙に良いほうになっている。

フィレンツェでは、4日前に泊まったホテルに再び泊まる。ホテルのスタッフも私を覚えていたようだ。
今回の部屋は、大聖堂のクーポラが見える部屋。
部屋の温水ヒーターが冷たいままだったので、バルブのつまみがねじ切れていると見て、ペンチを借りて修復。
前の客は、寒くても我慢してたのかな。

以前、スペインのペンションで、漏電で停電してえらい目にあったので、それ以来テスターとか、はんだごてなどの電子回路をいじるツールはもってるが、ペンチは盲点だった…

街に観光へ。
すぐ横にあるサン ロレンツォ教会へ。結婚式が終わるまで入れないらしい。とりあえず、近くで発見したインド人がやってる店でケバブを食べて、出直す。
この教会も、写真撮影不可。
イタリアなのに、質素な教会。カトリックだから、ごてごてと、きらびやかな装飾だと思っていたから、ちょっと意外。

次に、中央市場へ。肉や野菜を売っているのは当たり前だが、魚屋が少ない。
チーズ屋が多いのには驚いた。
イタリア人って、チーズをたくさん食べる人種なのかな。

大聖堂へ。入場料無料で写真撮影可能。この差は何なのだろうか。
外観は白と緑の石を組み合わせたデザインだが、内装は至って地味。

その後、旧市街中心を抜けて、川に架かるベッキオ橋へ。橋の上には、観光客向けの宝石屋が並んでいる。
観光に来て宝石買う人って、どれくらいいるのだろうか。


ベッキオ橋の夕景



夕食は中華のファストフード。大きな街には、だいたいあるのが、中華のぶっかけ飯屋。3.8ユーロ。
オランダなら、安くても7ユーロはするので、イタリアの物価があがったといっても、相対的には安いのだろう。

ホテルに戻り、テレビを見ると、CNNで地球温暖化の討論番組をやっている。
発展途上国が水没するとか、作物が取れなくなるとか、いつもながらの環境団体の意見をたれ流している。

水面が2m上がろうとも、作物分布が数百キロ移動しようとも、先進国にとっては科学技術で解決可能なのに、そんなに発展途上国を助けたいのか? アメリカ人。

何のために宇宙開発がんばってんだと…
明日もフィレンツェ滞在して、あさってオランダへ戻る予定。